2008年 01月 18日
すべては記憶の中だけで。 |
「 ・・ 傷ついた神戸を もとの姿にもどそう ・・ 」
昨日行われた震災セレモニーでなぎさ小学校の生徒が歌った歌詞の一節が
一日中頭の中を回っていました。
あの日からの13年は遠いようなついこの間の出来事のことのようにも思えます。
公園や空き地には仮設住宅がたくさん建ち、
肩を寄せ合うように暮らしていた人達。
何年たっても涙がこぼれ、忘れられない人達の顔があります。
安否確認のための友愛訪問でお知り合いになった一人暮らしのお年寄りHさんへ
寂しさをこらえていらっしゃいましたね。
子供達にはそれぞれの生活があるからと、
若い頃、私は親を思いやらなかったと。。
子供さんの事や昔の事はあまり話されませんでしたね。
もっとわがままに生きてもよかったんじゃありませんか?
お孫さんからもらったクロスワードパズルを私の子供達が仕上げた時も
気遣ってお菓子の袋を三つ下さいましたね。
こんなことでしかお手伝いできない無力さを痛いほど感じていました。
もう少ししたら元町の南京街で春節祭が催されますよ。
親子のように肩を並べて二人で行きましたね。
見に行きたいと初めて甘えてくださった。。
仮設住宅の跡地にはその後何年も皆さんが植えた花や
あるいはこぼれ種からも花が咲いていましたよ。
今は駐車場に様変わりしてしまい記憶の中だけになってしまいました。。
突然の訃報は復興住宅に移られて間もなくのことでした。
最後のお別れができなかったことを寂しく思っています。
作品は 縦40cm 横幅30cmの「つゆ草」の壁掛けです。
by shizumama0219
| 2008-01-18 08:04
| 木彫