2009年 01月 14日
大切な指輪。 |
映画『あの日の指輪を待つきみへ』を観た時のことです。
ストーリーが思わぬ展開を見せ感動のうちに映画が終わりました。
私が時々行く名画座はいつも2本立てで2作目との間に休憩があるのです。
館内が明るくなると帰られる方やトイレに行かれる方、
お茶を買いに行く方が立ち上がり私はそのまま座席に座って
映画の余韻に浸っていました。
係の方がモップを持ち出して来て床の掃除かしらと思っていたら様子が違います。
後方で探し物をする若いカップルはご夫婦なのか恋人同士なのか
いずれにしても大変に困っていらっしゃる様子でした。
女性の方が指輪を無くされたのです。
おそらく映画を観ながら無意識で指輪をクルクル回していらして
落とされたのでしょうか。
見終わった時にご自分の指に指輪がないことに気づかれたのです。
なかなか見つかりそうにもありません。
見つかり次第ご連絡します、、と言う係員に男性は納得されたのですが
女性の方は諦めきれない様子で、すみませんと言いながら中腰で探されるのに
気づいた方達もご自分の足もとを見直したりして
10列以上前方で『ありましたよ!』の声。
会場に小さな拍手がおこりました。
だって女性なら諦めて帰れない気持ちよ〜くわかります。
こんな映画を見終わった後ですものね、指輪への思いは強いです。
by shizumama0219
| 2009-01-14 18:28
| 映画と音楽