2008年 01月 21日
その美味しかったこと。。 |
初めて訪れたその工房でわたしは不思議な感覚にとらわれていました。
外気は痛いほどに冷たく感じられるのに
そこには柔らかい陽だまりのような世界があって
緊張して行った私をごく自然に招き入れて下さったのです。
その日はお弁当を持って柿渋染めを見せてもらいに行ったのですが
お昼時ともなればテーブルの上は片付けられ
次々と先生や生徒さんのお料理が運ばれて来て
にぎやかで豪華な食事会となったのです。
私はと言えばまるで浦島太郎が竜宮城に招かれた時のよう。
「ここでは誰もが先生よ。 教えあいっこよ。」
気さくな先生のお人柄に惹かれこの日は15人以上の方々が学びに来られていて
少しお腹も膨らんだあたりで今年の抱負などを皆さん述べられ
私も簡単な自己紹介をさせていただきました。
漠然とこのお仲間に私も入れていただけたのかなと感じながら。
生徒であり作家としても何がしかの作品を作っていらっしゃる方々に
背筋の延びる思いです。
古い帯をほどき中の帯芯を洗って持って行きました。
柿渋染めの仕上がり具合が気になるところです。
by shizumama0219
| 2008-01-21 22:16
| 日常